【開催報告】「効果的なオンライン授業の設計と実施方法」第2部:ワークショップ(9月14日実施)

開催日時
2021年9月14日(火) 14:40-16:30

参加者
18名

ワークショップのゴール
1コマの対面授業を組み立てなおし、ブレンド型授業を考案することができる

本ワークショップは、オンライン授業の改善へ寄与することを目的として、学内外から参加を募りました。またCOVID-19の感染拡大防止の観点から、オンライン開催としました。

ワークショップでは、OECが開発した「授業デザインシート」を用いて、1コマの対面授業を組み立てなおし、ブレンド型授業を考案することを目指しました。

事前課題

参加者には申込後、下記の資料を配布しました。

    • 授業デザインシート
    • 授業デザインシート活用ガイド
    • 事前準備の説明動画(再生時間:13分53秒)

事前課題では、はじめに事前準備の説明動画を視聴後、活用ガイドを参照しながら「授業デザインシート」に本ワークショップで検討する授業の基本情報、授業の目的、到達目標および対応する評価方法を記入していただきました。

続いて、これまで行ってきた対面授業を5つの観点(コミュニケーション、インプット、アウトプット、コラボレーション、アセスメント)に基づいて整理し、対面授業での授業方法をどのようにオンライン授業で実施できるかについて検討してきていただきました。

ワークショップ

ワークショップでは、はじめに話題提供を行い、ワークでは授業の相互紹介、ブレンド型授業の設計と共有を行いました。

時間 展開 概要
14:40-14:50 導入 趣旨説明
14:50-15:05 話題提供 ブレンド型授業の考案
授業形態を考案する「リビルド法」について紹介します
15:05-15:35 グループワーク1 授業の相互紹介
授業デザインシートとELMSの授業グループを供覧しながら情報交換します
15:35-16:00 個人ワーク ブレンド型授業の設計
一コマの対面授業を組み立てなおし、ブレンド型授業を考案します
16:00-16:20 グループワーク 2 ブレンド型授業の共有
考案したブレンド型授業を共有します
16:20-16:30 まとめ リフレクション、共有
グループ活動を振り返り、全体で共有します

話題提供

ブレンド型授業を考案する際のヒントとして、授業形態の基本型とブレンド型授業、授業形態を選択するポイントについてレクチャーを行いました。続いて、授業形態を考案する方法として、「リビルド法」について紹介しました。
>> 話題提供資料

リビルド法は、授業方法をラベルにして、可視化しながら授業形態や授業方法、授業要素を考案する手法です。可視化することによって、いつ(授業前、授業講時、授業後)、何を実施するのかが把握できるとともに、授業方法として5つの観点(コミュニケーション、インプット、アウトプット、コラボレーション、アセスメント)がバランスよく含まれているか確認することができます。

可視化したものを、授業デザインシート「Ⅲ.スケジュール」へ転記することによって、一コマの授業を計画することができます。

グループワーク1:授業の相互紹介

授業の相互紹介は、3つのグループに分かれて行いました。参加者は、授業デザインシート、ELMSなどを供覧しながら授業紹介するとともに、事前課題で検討したことについて共有しました。グループメンバーは、授業でよいと感じた点を伝えたり、疑問点、知りたいことなどを確認しました。

個人ワーク

個人ワークでは、可視化するツールとしてGoogle Jamboardを用いました。はじめに、授業デザインシートの授業のテーマ、到達目標、対応する評価方法、授業方法をJamboardに転記しました。続いて、付箋などを整理しながら、いつ何を実施するのか、要素(方法、やること)のつながりや過不足について確認しました。個人ワークはブレイクアウトルームで行い、適宜ファシリテーターが支援しながら作業を進めました。

参加者のジャムボード01
参加者のジャムボート02

グループワーク2:考案したブレンド型授業の共有

個人ワークで考案したブレンド型授業について共有し、情報交換を行いました。

参加者からは、「事前学習で授業デザインシートを記載し、とても使いやすいと思った」「今回のシートを活用しながら授業実践をしていけたらと思う」「今後、授業設計をしていくので引き続き使用させていただきたい」など、授業デザインシートに関するご感想をいただきました。

また「自分の授業を視覚的にわかりやすく振り返ることができた」「講義を可視化することで、新たな気づきにつながった」「Jamboardの可視化ツールは、とても役に立った」など、リビルド法で授業形態を考案したことに対するご感想もいただきました。

さらに「グループワークで各分野の先生の授業設計案や課題を聞けたことは、私にとって新しい気づきがあった」「さまざまな先生方の授業設計を確認でき、大変有意義な時間だった」など、参加者間で情報交換したことが参考になっている様子が伺えました。

一方、「グループワーク、個人ワークの時間がもう少し欲しかった」「ディスカッションの時間がもう少しあればよかった」などのご意見をいただきました。ありがとうございます。

そのほか「ブレンド型は、今一番取り上げていただきたかったテーマだったので、とてもよかった」「講義内容について、振り返る機会が少なかったので、このような機会をいただき感謝している」といった声も聞かれました。OEC一同、大変嬉しく思います。

今後、ワークショップのさらなる改善を図り、より多くの方々に役立つ情報提供ができればと考えております。

おわりに

よりよいオンライン教育やICT活用教育について語り合うSlackコミュニティ(OeCi)で継続してサークル活動を行ってまいります。引き続きイベントも開催してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【ご案内】オンライン教育やICT活用教育について語り合うSlackコミュニティを立ち上げました