放射性廃棄物処分勉強会への参加

2017.09.05

この度、原子力バックエンド教育プログラムや一般教育演習「オープン教材を活用して学ぶ放射線・放射能の科学」における反転授業などで教材開発・技術支援を行なっている工学研究院原子力環境材料研究室のメンバーに同行し、日本原子力文化財団が主催する【地層処分事業推進のための学習の機会提供事業】の一貫として行われた放射性廃棄物処分勉強会に、重田副センター長以下2名のスタッフが参加してきました。本事業は放射性廃棄物の地層処分・安全管理に関わる施設の見学と、学生と技術者の交流を目的に企画されたものであり、学生はセンターが制作した予習教材ビデオを視聴してから参加するというものでした。

見学会は2回に渡って行われ、一回目は6月4日、六ケ所村の日本原燃株式会社が管理している低レベル放射性廃棄物埋設センター、余裕深度処分調査坑、ガラス固化技術開発施設などを見学、その後意見交流や勉強会が行われました。

二回目は6月24、25日、幌延町の日本原子力研究開発機構が研究活動を行なっている幌延深地層科学研究センター、地下坑道入坑などを見学、その後同様に勉強会が行われました。

センタースタッフとしては、フィールド実習における予習教材の活用・学生たちへの効果や教材へのレスポンスを確認すると共に、我々自身も、これまで制作してきた原子力教育で扱われている内容を間近に見学することができ、大変意義深い経験となりました。