【開催報告】OECオンライン教育セミナー2021 「ハイフレックス型授業の実施方法」

開催概要

記録動画配布スライドは、下記のリンクからご覧いただけます。
>> 記録動画(4/23実施)
>> 配布スライド

開催日時
第1回:2021年4月19日(月) 16:30-17:30
第2回:2021年4月23日(金) 16:30-17:30
※ 両日同じ内容で開催

参加者
第1回:76名
第2回:116名

2021年度は、「新型コロナウイルス感染症への対応が当面続くことを前提とした教育」と「コロナ禍に関わらずオンライン教育の有効性を活かした新たな教育」の両立を図りながら授業を実施する方針であり、対面授業とオンライン授業(同時配信授業、ブレンド型授業)など、多様な形態で授業を実施する必要があります。また学生が同じ授業を「同時配信授業」と「対面授業」と「オンデマンド授業」の3つから選んで受講できる、柔軟性の高い「ハイフレックス型授業」が注目されています。

本セミナーでは、ハイフレックス型授業の概要、必要な機材と配信・録画の工夫、講義配信の質を高めるポイント、出欠管理とグループワークの方法について紹介しました。

2つのプランを提案

必要な機材と配信・録画の工夫では、「ベーシックプラン」と「アドバンストプラン」を提案し、具体的な実施要領、プランの比較について紹介しました。

ベーシックプラン

アドバンストプラン

プランの比較

出欠管理とグループワーク

また、ハイフレックス授業は、学生は受講スケジュールや体調など自身の状況に応じて受講手段を3つの中から柔軟に選択でき、教員は対面授業が実施できなくなった際に、全面的なオンライン授業に切り替えやすいというメリットがある一方で、留意する点がいくつかあります。

そこで、配信・録画の工夫、講義の質を高めるポイント、出席管理などについて紹介しました。

授業形態における出欠管理とグループワーク

質疑応答

続いて、質疑応答を行いました。セミナーのお申し込み時、またチャットからたくさん質問をお寄せいただきありがとうございました。

詳しくは、記録動画と配布スライドをご覧ください。
>> 記録動画(4/23実施)
>> 配布スライド

おわりに

アンケートの結果、本セミナーの役立度、難易度、満足度はいずれも9割の方が5段階で4を上回りました。

また、参加者のうちハイフレックス型授業の実施経験がない方は78%、経験がある方は22%でした。

ハイフレックス型授業の実施経験がない方からは「具体的に使用する機材や配信方法がイメージできた」「手持ちの機材でできそうな方法だった」「シンプルな方法を提供してもらったので、自分でもできるかもしれないと思った」などのコメントをいただきました。

また、実施経験がある方々からは「ベーシックプランを知り、ハードルが下がった」「機材の活用方法の幅が広がった」「板書を用いた授業方法を知ることができた」などのコメントをいただきました。ありがとうございました。

OECでは、今後もオンライン教育セミナーを継続して実施いたします。引き続きよろしくお願いいたします。