教材制作レポート#01「小林幸徳教授、デジタル教材をつくる」編

理論と実験を動画で学べるeラーニング教材

 

教材制作のきっかけ

自身の講義で「グループごとの実験と講義のスケジュールがあわない」という問題がありました。学生が予習や復習に役立てられる「実験のビデオ教材」をつくれば、スケジュールの不一致を解消できるだけでなく、実験の理解度がより深まるのではないかと期待しました。

制作を終えて

テロップや静止画が効果的に挿入され、実際の実験以上に内容が分かりやすくなりました。著作権、教材設計、デザインの専門スタッフのアドバイスによる教材改善も期待できます。この経験を生かし、将来は学内外で活用できるオープン教材の制作にも取り組みたいです。

※役職は、2015年当時のものです。2017年現在のオープンエデュケーションセンター長は、松王政浩教授です。

打ち合わせ

グループ毎に実施する
実験と講義スケジュールの不一致を解消したい

予習と復習の両方に活用できる補助教材の制作を希望。
パワーポイントを用いた理論説明教材を、実験を収録した映像に合成した編集を希望。

板書収録

パワーポイントを用いた教材をタブレット端末で制作
書き込みながら説明を録音

板書のようなイメージも出て、活きた教材となり好印象。著作権処理も、専門のスタッフに相談することで事前に解決できる。

実験収録

テスト収録と本番の2回に分けて実施。
原稿はつくらず、普段の要領で実験収録

照明スタッフの、照明やカメラの設置の手際よさに感心。
板書収録と実験テスト収録を合成した試作動画をみて、 本番収録と編集方針について打ち合わせ。

映像完成

完成した映像教材にビックリ!
テロップなどの演出が効果的で分りやすい

ほかの先生にもすすんで紹介したくなるほどの出来栄えに感激。
スタジオ教室での収録などを組み合わせると、より完成度の高い教材の制作が可能。

制作教材プロファイル

理論と実験を動画で学べるeラーニング教材

講師:小林幸徳 教授(工学研究院)
教材:学部専門科目「制御工学 I」
目的:実験と講義のスケジュールの不一致を解消すること
期間:3ヶ月
機材:Wacom製ペンタブレット端末など