【開催報告】ワークショップ「授業デザインツールキットを活用した授業設計」

主催:北海道大学大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター
共催:北海道大学大学院教育推進機構 高等教育研修センター

開催日時:
2025 年7 月4 日(金)13:00~16:00

ファシリテーター:
杉浦 真由美(北海道大学 大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 准教授)
福山 佑樹(関西学院大学 教務機構ライティングセンター 教授)

配布資料:PDF

ハイブリッド型授業の設計では、「到達目標と対応する評価方法は適切か」「どのような活動を取り入れる必要があるのか」「同期型・非同期型をどう組み合わせるのか」という視点をもって検討する必要があります。

ワークショップでは、はじめに「信念カード」を用いて、“ 授業で大切にしていることは何か” “ 授業に対する信念が学生の学びにどのような影響を与えていると思うか” についてグループで検討するアイスブレイクを行いました。

「信念カード」を用いたアイスブレイク

続いて、参加者が実施している一コマの授業について「授業デザインツールキット」を用いて、より効果・効率・魅力を高めたハイブリッド型授業へ設計しなおすワークを行いました。

その中では、生成AIの普及に関連して語学教育におけるライティング課題での活用への懸念や、学生が生成AIを使う可能性を踏まえた課題設定の工夫、さらにゲームの要素を取り入れた学習活動の方法など、ファシリテーターを交えながらざっくばらんに意見を交わし、終始和やかな雰囲気で進められました。

「授業デザインツールキット」を用いたワーク

参加者からは「授業で不足している点や、労力をかけすぎている点が明らかになった」「授業設計ではさまざまな観点を踏まえ、到達目標に合わせて何を大切にするかを柔軟に考える必要があると感じた」など、本ワークショップでの学びを今後の授業改善に活かすことがうかがえるご感想をいただきました。
一方で、「付箋の色分けに時間がかかった」「ルーブリック評価の作成方法についても取り上げてほしい」といったご意見もいただきました。

後期も、授業設計に関するワークショップを企画いたします。
いただいたご意見を踏まえ、より多くのみなさまにとって有益で実りある場となるよう、準備を進めてまいります。
どうぞご期待ください。