【開催報告】OECオンライン教育セミナー「oViceを用いたバーチャルイベントの運営」

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開催日時
2023年4月25日(火) セミナー:16:30~17:30  

参加者:34名

大学院教育推進機構オープンエデュケーションセンター(OEC)ではサイバー、フィジカル空間の境目を感じさせないトータルな学習環境として「デジタル・シームレス学習環境」を実現することを目指し、学内ネットワーク環境の整備、ハイブリッド型授業の実施・評価手法の開発と普及、地域におけるオープンな教育プラットフォームの開発を推進してきました。

今回は、「oViceを用いたバーチャルイベントの運営」というテーマのもと、昨年度3月に実施したOECフォーラムで使用したバーチャル空間「oVice」を題材に、バーチャル空間を用いたシンポジウムやポスター発表を実施するための方法について、フォーラムの企画・運営を通じてを得た知見に基づき、藤岡先生(OECオープン教育開発部門 助教)より話題提供しました。

セミナーでは、なぜoViceを使用することになったのか、イベントで実施したいこと(リアルタイム配信、学会でのポスター展示のような双方向参加が可能であること、賑わいの可視化、事前録画によるシンポジウム映像の配信など)を実現すべく、どのようなサービスがよいのか検討したプロセスを説明しました。

続いて、oViceとの契約やoViceの機能・基本操作など、実際にイベントの舞台となったバーチャル空間をどう設計していったのかを説明しました。具体的には、動線を意識した会場のデザインやポスター発表を実現する方法について紹介しました。加えて、バーチャル空間でイベントを行う際の案内、計画立案から本番までのスケジュールや進行状況、当日の配信を行うための人員配置など、少数のスタッフでも実施できる方法について紹介しました。

その後、参加者の皆さまには、oViceでの会話やポスター展示の様子を体験していただいたり、スタッフに質問する時間を設けました。ご質問は、スペースの作成方法から国際学会での運営上のポイントなど多岐に渡りました。また、「視聴覚障がい者でも使用することはできるか」という質問などバーチャル空間一般が持つ課題にも話題が及びました。

OECでは、引き続きバーチャル空間での授業やハイブリッド型授業について実践を重ね、セミナーなどを通じて学内外にノウハウを還元していきたいと考えています。

OEセンターが開催するイベント情報について確実に知りたい方は、メーリングリストへ参加していただけますと幸いです。以下よりお申込いただけます。

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