ELMS公認キャラクターの取り扱いについて

オープンエデュケーションセンター(OEC)では、本学の学生が創作したELMS(教育情報システム)をテーマとしたキャラクターをELMSの公認キャラクターとして公開しておりますが、複数の学内教員よりキャラクターのデザインや公認化に対する厳しいご意見をいただき、ご意見をいただいた教員との協議を重ねてきました。その結果、デザインを受けとめる側の視点や受けとめ方に配慮する必要性があると判断し、多様な視点を十分に確保するための対応として、公認キャラクターの改訂を行うことといたしました。

今回のキャラクター公認は、学生が作った既存のキャラクターをELMSとして公認することで、物品販売をめぐる著作件問題の解決、コロナ下での学生の自発的な創作の支援、ELMSをより親しみやすいものにする工夫を行おうとするもので、このことは先に「ELMS公認キャラクター 導入理由及び経緯について」として説明した通りです。キャラクターを公認したこと自体は不適切であったとは考えておりません。しかしながら、オリジナルのキャラクターをもとに公認キャラクターを作成するにあたって、表現の受け止めに配慮したデザインを行うことに、より慎重であるべきだったと反省しております。

今後の対応として、OECでは公認キャラクターの作者に、多様な視点に配慮したキャラクターの作成を依頼し、協力いただくことといたしました。キャラクターの作成にあたっては、学内の有識者からの助言を得ながら進めることといたします。現在の公認キャラクターについては、新たなデザインに改訂するまでOECホームページでの公開を一旦取りやめます。なお、上記の対応については、既に公認キャラクターの作者より了承を得ています。

さらに、今回作成を依頼する学生以外からも、他のキャラクターを募集する機会を新たに設けることで、学生の自発的な創作活動を支援しつつ、キャラクター自体の多様性を確保していきたいと思います。また、新たなキャラクターの募集にあたっては、多様な視点に配慮したキャラクター作成のためのガイドラインを設けることといたします。ガイドラインの作成にあたっては、学内の有識者からの助言をいただきます。

今後ともOECの活動にご理解をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。